ゲームと時計で、店数の意味が違いました
「店が多いほど安い」は時計では一直線。ゲームでは途中で止まって、逆に上がります。
前の記事で、ゲームソフトは「何店が出しているか」で値段の見当がつく、という話を書きました。同じことを腕時計でやったら、違う形が出てきました。
同じ中古なのに、ルールが同じではないようです。
並べてみます
2026年9月13日の記録です。それぞれ、店数の帯ごとに値段の真ん中を出しました。在庫のある出品だけ、そしてネットに出している店だけを数えています。
ゲームソフト
| 出している店の数 | 値段の真ん中 |
|---|---|
| 1〜2店 | 5,445円 |
| 3〜5店 | 2,394円 |
| 6〜9店 | 1,740円 |
| 10〜19店 | 1,472円 ← ここが底 |
| 20店以上 | 4,246円 ← 上がる |
腕時計
| 出している店の数 | 値段の真ん中 |
|---|---|
| 1〜2店 | 855,800円 |
| 3〜5店 | 780,700円 |
| 6〜9店 | 713,000円 |
| 10〜19店 | 550,000円 |
| 20店以上 | 210,000円 ← 底がいちばん下 |
金額の桁はまるで違うので、そこは比べても仕方ありません。見てほしいのは形です。
時計は、最後まで下がり続けます。 店が多いほど安い、が最後まで通ります。
ゲームは、途中で底を打って、最後に上がります。
ゲームには「安すぎて置かれない」ゾーンがあるようです
なぜゲームだけ跳ね返るのか。これは推測ですが、たぶん下に限界があるのだと思います。
数百円のソフトを店が1本置くのに、写真を撮って、状態を確かめて、説明を書いて、棚に入れる手間は、1万円のソフトと変わりません。安すぎるものは、置くだけ損になるところが出てきます。
だから「いちばん安い層」は、店がそこまで積極的に扱わない。結果として、いちばん店数が多いのはそこそこの値段のものになる。そういう形に見えます。
時計にはそれがありません。いちばん安い層でも数十万円なので、手間に見合わない価格帯が存在しない。だから最後まできれいに下がります。
開き方も違います
もうひとつ。「真ん中の値段が、いちばん安い値段の2倍以上あるか」を数えると、
- ゲームソフト … 30%
- 腕時計 … 5%
6倍の差があります。ゲームのほうが、同じ型番でも値段がばらけやすい。
何が言いたいかというと
中古の読み方には、ジャンルごとのクセがあります。
ゲームで身につけた勘を、そのまま時計に持ち込むと外します。逆もです。「店が多いから安いはず」は時計では正しく、ゲームでは最後だけ裏切られます。
- 時計を見るとき … 店数が多い=安い。素直に読んで大丈夫です
- ゲームを見るとき … 店数が多い=人気で、底値とは限りません。いちばん安いのは10〜19店あたりです
2つのジャンルを並べたから分かりました
この形の違いは、片方だけ見ていたら気づきませんでした。ゲームだけなら「そういうものか」で終わっていたはずです。
このサイトはジャンルをまたいで同じやり方で測っているので、片方を物差しにしてもう片方を見ることができます。2つあると、どちらの特徴も見えてくる。
いまのところ言えるのはここまでです。記録が溜まってきたら、この形が季節で動くのかどうかも見てみたいと思っています。
公開 2026-09-14 01:24:53 ・ 最終更新 2026-09-15 10:52:55