1つの店の値段は、相場ではありません
同じ型番でも、店が変われば値段は変わります。何店が出しているかを見てください。
ある店で「3,200円」と出ていたとします。これはこの型番の相場でしょうか。
違います。それはその店の値段です。
当たり前のことを言っているようですが、探しているときは案外そう思えません。目の前に値段があると、それがその品物の値打ちに見えてきます。
店には、それぞれの事情があります
中古の値段は、定価から割り引いて決まるわけではありません。店がそれぞれ自分の都合でつけます。
安く仕入れられた店は安く出せます。長く在庫を抱えている店は、場所をあけたくて下げることがあります。逆に、回転が速くて強気な店もあります。同じ品物が、同じ日に、まったく違う値段で並ぶのはそのためです。
だから1つの店を見ても、分かるのは「この店はいくらで売りたいか」まで。「この品物はいくらか」は、そこからは出てきません。
同じ日に、同じやり方で
このサイトがやっているのは、その横断です。
2026年9月13日の記録では、1,190の店から値段を集めました。同じ日に、同じ手順で、同じように取っています。
ひとつ断っておくと、これはネットのショッピングモールに出している店の数です。街の店の棚は入っていません。大手チェーンが全国に何百店舗あっても、ネットの出店がひとつなら「1店」と数えられます。
「同じ日に」と「同じやり方で」が、地味ですが大事なところです。ある店は今日、別の店は3日前、という集め方をすると、並べたときの差が値段の差なのか、日付の差なのか分からなくなります。比べるためには、条件をそろえるしかありません。
店数が少ない型番は、相場が立ちません
そのうえで、いちばん実用的な話を書きます。
その型番を何店が出しているかを見てください。
- 1〜2店しか出していない → それは相場ではなく、その店の言い値です
- 3〜5店 → 参考程度。1店抜けるだけで真ん中が動きます
- 6店以上 → だいぶ落ち着いて見られます
うちのサイトでは、値段のとなりに店数を出しています。並べているのは在庫のある店だけです。そうすると、ゲームソフトでは3分の1以上が1〜2店しかありません。10店以上あるものは1割もない。同じ「最安」でも、後ろにいる店の数で意味がまるで違います。
店数が少ないものは、値段が動くというより、出ているか出ていないかで跳ねます。1店しか出していない型番は、その店が売り切れた瞬間に、比べる相手がいなくなります。
何も売っていないので、横断できます
最後にひとつだけ、立場の話を。
うちは何も売っていません。店でもフリマでもなく、ただ外から見て記録しているだけです。
売っている側だと、「よその店のほうが安いですよ」とは言いにくいと思います。言えないというより、言う理由がありません。うちは売っていないので、どこが安いかを、そのまま書けます。 特定の店を応援する理由もありません。
できるのはそれだけですが、それがこのサイトの取り柄だと思っています。
公開 2026-09-14 01:08:41 ・ 最終更新 2026-09-15 10:53:07