定価のないものを、何と比べますか
このサイトが追っている型番の4割は、2005年より前のものです。定価はもう意味を持ちません。
新品を買うときは、高いか安いかがわりと簡単に分かります。定価があるからです。定価より安ければ安い。それだけで判断できます。
昔のゲームには、それがありません。
4割は、2005年より前のものです
このサイトが追っているゲームソフトのうち、3,902型番が2005年以前の機種のものです。全体の42%にあたります。
このあたりになると、定価はもう基準になりません。もちろん当時の値段はありますが、20年前の話です。それより高いか安いかを言っても、あまり意味がない。実際、当時の定価より高くなっているものも、ずっと安いものも、どちらもあります。
では、何と比べればいいのでしょうか。
比べる相手は、2つしかありません
考えてみると、比べられるものは2つしか残りません。
ひとつは、ほかの店。 同じ日に、ほかの店がいくらで出しているか。これは横に並べれば分かります。ただし「いまこの瞬間、この品物がだいたいいくらか」までしか言えません。
もうひとつは、過去の自分の記録。 同じ品物が、前はいくらだったか。これがあれば「動いたかどうか」が言えます。
定価のないものの値段は、この2つを重ねてしか見えません。片方だけでは足りないのです。
定価がないと、何が起きるか
定価という共通の物差しが無い世界では、いくつか変わったことが起きます。
上限がありません。 新品なら「定価より高い店では買わない」で済みますが、こちらにはその線がありません。欲しい人が多ければ、どこまでも上がりえます。
「安い」の意味が人によって違います。 定価を覚えている人は当時と比べ、最近知った人は今の相場と比べる。同じ値段を見て、片方は「高い」、片方は「こんなものか」と思います。
そして、基準が誰かの記憶になりがちです。 これがいちばんやっかいだと思っています。記憶はあてになりません。とくに、欲しいものの値段は高く覚えているものです。
読むときは、2つの方向で見てください
というわけで、定価のないものを見るときの手順です。
- 横に見る ── ほかの店がいくらか。真ん中はどのあたりか。何店が出しているか
- 縦に見る ── 前はいくらだったか。上がっているのか、いつも上下しているだけなのか
うちのサイトは、いま横のほうは出せます。同じ日に横断して測っているので、真ん中も店数も並べてあります。
縦のほうは、まだ出せません。 記録を始めて数日なので、並べる点が足りません。ここは時間が解決するのを待つしかなく、いまは毎日1回、点を打ち続けています。
定価がないのは、悪いことではありません
定価がないこと自体は、困ったことではないと思っています。
定価がないということは、誰かが決めた値段ではなく、その時どきに人が払ってもいいと思った額で動いているということです。売られなくなったものに、まだ値段がついている。そのこと自体は、わりといい話だと思っています。
ただ、その値段を読むときには、比べる相手を自分で用意しないといけません。そこが新品と違うところで、このサイトがやっているのは、その材料を置いておくことです。
公開 2026-09-14 01:09:11 ・ 最終更新 2026-09-15 10:53:44